173回 米軍 北攻撃の可能性も

第173回

開催日:2017/6/13
講 師: 高ヨンチョル (元韓国国防省北韓分析官、拓殖大学客員研究員)
テーマ:北朝鮮核・ミサイル危機と韓国新政権
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 北朝鮮情報の専門家で拓殖大学客員研究員の高永●(ヨンチョル)氏は13日、世界日報の読者でつくる「世日クラブ」(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)で「北朝鮮核・ミサイル危機と韓国新政権」と題し都内で講演し、北朝鮮の核・ミサイル問題について、「日米韓は、安保上の運命共同体であり、日米同盟、米韓同盟は地域平和の二つの柱だ」と述べ、3カ国が連携して対処する重要性を強調した。

  高氏は、米朝間の緊張が高まる中、「北朝鮮は正面突破する形でICBM(大陸間弾道ミサイル)実験、6回目の核実験に踏み切る可能性が高い」と指摘。「今年、来年までがゴールデンタイム。米国が北朝鮮を叩(たた)くと専門家の間で言われている」とし、米軍による北朝鮮攻撃の可能性に言及した。その上で、米軍は偵察衛星や無人機による通信傍受、人的情報によって北朝鮮を24時間監視しているとし、「先制攻撃のタイミングを絶対に逃さないだろう」と強調した。

  また、文在寅大統領が当選したのは「葬(とむら)い選挙の結果」と指摘。文氏が自殺した盧武鉉大統領の秘書室長を務めたことに対する同情心やセウォル号事故に対する政権批判を最大限に利用したと分析した。このほか、韓国人に成り済まして慰安婦問題などで日韓離反を図る北朝鮮によるサイバー諜報(ちょうほう)作戦の成功も、文氏が当選した背景の一つとして挙げた。

  講演に先立ち、同クラブの近藤会長は、北朝鮮問題について「米国は、レッドラインについてはっきり言っていない。おそらく北朝鮮のICBMが発射された時だと思われるが、そうならないことを祈るばかりだ」と述べた。

世日クラブ

「世日クラブ」は、世界日報の愛読者によって、昭和57年5月18日に設立されました。以来、2ヵ月おきに開催される定期講演会を主な活動としております。その時々にふさわしいテーマを取り上げて、専門の講師をお招きし、紙面だけでは得られない情報提供の場となっています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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