第201回世日クラブ講演会(オンライン)が開催されました

世日クラブ 拉致解決へ圧力維持を

救う会会長・西岡力氏が講演

 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良〈ゆずる〉・近藤プランニングス代表取締役会長)の定期講演会が23日、動画サイト「ユーチューブ」の配信を通じて行われ、麗澤大学客員教授で救う会会長を務める西岡力氏が「日韓関係の行方と北朝鮮による拉致、核・ミサイル問題解決への提言」と題して講演した。

 西岡氏は北朝鮮による拉致問題について、1977~78年にかけて最も多く発生しており、警察の一部はその事実を知っていたが防ぐことができなかったとし、90年の金丸訪朝や、外務省による日朝国交正常化交渉の場でも拉致問題が正式に議題に上がることはなかったと指摘した。

 その上で、「(拉致被害者の横田めぐみさんの父)横田滋さんが『一定のリスクはあるが名前を出して訴えよう』と決意し、家族会ができた」とし、「家族会の勇気ある行動で世論が動き、2002年の小泉訪朝で北朝鮮に拉致を認めさせ、5人の返還につながった」と評価。「今かけている最高度の圧力を維持しながら、これをテコに交渉を進めていくしかない」と訴えた。

 また核問題について、日本はすでに北朝鮮の核ミサイルの射程に入っているとし「もし北が米本土に届く核ミサイル技術を持ってしまったら、米国が同盟国(日本)のために報復をしなくなるだろうという過信、誤認をするかもしれない」と見解を示し、「英国は核ミサイルを積んだ原子力潜水艦が常に海中にいるため、仮に地上が廃墟(はいきょ)になっても潜水艦から報復攻撃ができる。日本もこのような、第二撃に特化した最小限核戦力を持っておけば相手が誤認、過信をすることはない」と持論を述べた。

 講演に先立ち、近藤会長は「ロシアのウクライナ侵攻は日本人にとって他人事(ひとごと)ではない。米国との核シェアリングや敵基地攻撃能力の保有が必要ではないか」とあいさつした。


収録風景と視聴者プレゼントの本にサインをする西岡 力氏

世日クラブ

「世日クラブ」は、世界日報の愛読者によって、昭和57年5月18日に設立されました。以来、2ヵ月おきに開催される定期講演会を主な活動としております。

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